創寫舘 豊田スタジオ

振袖について

こんにちは!豊田創寫館の小原です!
寒い冬が終わり、暖かい日が続くようになりましたね。これからの季節は緑も増え、お写真をお撮りいただくのにとてもいいタイミングですので、ぜひご予約をお待ちしております!

さて、今回は、振袖の選ぶポイントについて色々と紹介していこうと思います。

創寫舘(そうしゃかん)

・どうして振袖を着るの?

成人式では振袖を着るのが今では当たり前になっていますが、それは何故なのか、正確にはご存じない方も多いのではないでしょうか?
まず理由として挙げられるのが、振袖は未婚女性の第一礼装だからということです。女性の着物には、黒留袖・色留袖・振袖・訪問着などがありますが、未婚の女性が着る中で1番格式の高い着物が振袖になります。そのため振袖は成人式だけでなく、結婚式・披露宴などで招待された時や、実は新婦の花嫁衣装としても着ることができるんです。また、振袖には【袖を振る】ことから厄祓いやお清めの意味も含まれています。

 

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・振袖の柄について

着物を選ぶにあたって悩むポイントはたくさんあると思いますが、その中でもまずはたくさん種類がある着物の柄について紹介しようと思います!!

 

 

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・松竹梅(しょうちくばい)…四季を通して常緑の松・まっすぐに育つ竹・春に先駆けて花を咲かせる梅の組み合わせで、おめでたい柄の代表格とされています。振袖に限らず色々なシーンで使われる柄ですのでお祝い事にはもってこいですね!

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・花車(はなぐるま)…御所車の上に四季のお花を積んだ柄で、神を招いたり宿らせる意味があるといわれています。*御所車とは、おめでたい柄とされる吉祥文様のひとつで、貴族などが使っていたことから富や華やかさの象徴となっています。お花があることで女性らしい雰囲気もより出ますね。

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・鞠(まり)…平安時代の貴族の遊びに鞠蹴りというものがあった事から高貴な物とされ、

子どもが丸々と健康に育つように・困難や心配が丸く収まるようにという意味があります。

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・青海波(せいがいは)…波のような文様が続いていく事や、実際の波が寄せては返すを繰り返すことから永遠を願う柄とされており、人々の幸せや平穏な暮らしがずっと続くようにという意味が込められています。

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・扇(おうぎ)…扇が広がったような形から、「末広がり」として、将来への希望や子孫繁栄を願う意味があります。花柄と合わせて「花扇」として使われる事も多いです。

 

 

↓ここからは花柄に絞って詳しくお伝えしていきます。

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・桜…さくらの”さ”は”稲(田)の神”を表し、”くら”は “蔵”を表すとされ、

五穀豊穣のモチーフとされています。桜が入るだけで女性らしい可愛さが演出できますね。

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・藤…その形が稲穂に似ていることから豊作を願う花とされています。

また、「ふじ」が「不死」ともとれることから縁起の良い花とされています。

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・ユリ…純粋・無垢を表し、フランス王家の紋章に使われていた事から

高貴などの意味も含まれます。凛とした雰囲気がお好きな方におすすめです。

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・牡丹…何重にもなった花びらが大きくふっくらと咲く事から

中国では「百花の王」と呼ばれ豪華・幸福の象徴とされています。

 

いかがでしたでしょうか。意外と詳しい意味は知らなかった、という柄も多かったのではないでしょうか。このように振袖の柄にはたくさんの種類があります。ここで紹介したもの以外にも、縁起の良い柄はたくさんありますので、お着物を選ばれる際にはぜひ参考にしてみて下さい。

 

 

 

続いては、振袖の色について詳しくお話ししていきます。皆様、振袖を実際に決めるに当たって一番最初に重要視するのは色ではないでしょうか?
それぞれの色に含まれるイメージや意味を理解していると、より振袖選びが楽しくなるかもしれませんよね。

 

・赤色…赤は太陽や火の色であり、古くから神聖な色とされています。そんな赤を見に纏う事で厄を祓う”魔除け”の意味も込められています。お祝い事などでも多く使われる色のため、とても縁起が良く成人のお祝いにはピッタリな色ですね。

 

・青色…青は空や海をイメージさせ、清々しい雰囲気になります。冷静さや大人っぽさ、知的さを演出する事もできます。また、1日の太陽の光の中でも、夜明けから日の出までの空の色を表すといわれ、赤と同じように古くから神聖な色とされてきました。

 

・白色…近年、白・アイボリー系の色は、その儚さや可愛らしさから振袖の色として選ばれる方が非常に増えている印象です。白は無垢で汚れのないものの象徴とされ、清楚なイメージを演出できます。婚礼でも白はよく使われる色ですよね、白無垢など全体的に真っ白で統一するスタイルもとても人気です。

 

・緑色…緑は自然や植物の色であり、癒しや平和・調和を表しています。穏やかでおおらかなイメージ、またフレッシュな若々しさを演出する事もできます。こちらも成人を迎える若い皆様にぴったりの色ですね。

 

黄色…黄色は太陽の光を連想する色であり、温かさや明るさを演出してくれます。顔色もパッと華やかになる、希望に満ちた色です。暗い空間の中でも明るく見える事から平安時代の十二単にも使われていました。

 

いかがでしょうか?選ぶ色によって演出できるイメージや込められた意味が変わってきます。ご自分のなりたいイメージに合った色はあったでしょうか。今はそれぞれの色がもつイメージについてお話してきました。ですが、お色で振袖を選びたいと考えているお嬢様の中には、ご自分の肌の色にあった色、つまり“パーソナルカラー”で選びたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

 

そこで続いてはパーソナルカラー別のおすすめの色をご紹介していきます。

まず、パーソナルカラーとはその人の肌の色や瞳の色、髪の色など持って生まれた色に調和するカラーのことです。大きく分けて「イエローベース」「ブルーベース」に分けられます。名前の通り、イエローベースは黄み寄り・ブルーベースは青み寄りになります。そして、イエローベースはさらに、“スプリングと“オータム”、ブルーベースは“サマー”と“ウィンター”に分けられます。ここではこの4種類に分けてそれぞれの似合う色をご紹介していきます。

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・スプリング…スプリングの方は黄み寄りで、彩度が高めでくすみが少ない色が似合う傾向にあります。そのため、イエローやオレンジ・ベージュ・コーラル系の黄みがかったピンク・鮮やかなグリーンなどがおすすめです。ブルーやグレーなどのお色でも、少し黄みが入るとお顔が華やかにみえるようになります。逆に黄み寄りのお色でも、くすみが強いものは苦手な傾向にあるため特にお顔周りに使用する際は注意が必要です。

 

・サマー…サマーの方は青み寄りで、彩度や明度が高すぎないパステルカラーが似合う傾向にあります。くすみがあるお色も得意です。そのため、スカイブルー等の優しいブルーやピンク・グレー・ラベンダー・ローズカラーなどがおすすめです。逆に、彩度が高く明るい色はお顔がくすんで見える事があるためこちらも注意が必要です。

 

・オータム…オータムの方は黄み寄りで、明度が低めでくすみが強いカラーが似合う傾向にあります。スプリングの方との違いは、深みがあるダークなお色も得意という点です。そのため、ダークブラウンや黄みが強いグリーンのカーキ・テラコッタ系のカラーなどがおすすめです。逆に淡いカラーは地味な印象になりがちなので気を付けましょう。

 

・ウィンター…ウィンターの方は青み寄りで、彩度や明度が中くらい程度のパキッとした濃いカラーと、明度が高く彩度が低い淡いカラーが似合う傾向にあります。そのため、ネイビーやバーガンディー・エメラルドグリーン等がおすすめです。また、全体的にブラックやホワイトなどモノトーンで合わせるのも得意な組み合わせになります。黄色味が強いお色は顔色が悪く見えてしまうことがあるため注意が必要です。

 

いかがでしたでしょうか。それぞれのパーソナルカラー別に似合うお色を紹介してきましたが、不得意なお色でもお顔周りを避けて小物等で取り入れる事で使用することも可能です♪

また、パーソナルカラーにこだわりずぎずご自分の好きなお色を気にせず使っていくことも、一生に一度の振袖を後悔無く選ぶために必要な事だと思いますので、ぜひ色んな角度から考えてみてくださいね!

 

 

創寫館では、成人式の前撮りを行っております!

一生に一度、大人になる節目の記念にぜひお写真に残してみてはいかがでしょうか。

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お着物以外にも、ドレスや卒業袴の撮影も行っておりますので、ご興味のある方・ご検討中の方はぜひお気軽にご相談ください♪♪

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