創寫舘各店

【特集】日本語でみる、いろんな梅雨

 

 

6月といえば、しとしとと長雨が続く
梅雨(つゆ)のシーズン。
世界の中で比較してみても、
日本を含む東アジアでは
季節の変化として起こるものといわれます。

 

日本でも四季の一部として馴染み深いですが、
言葉表現の「五月雨式(さみだれしき)*」のように
様子を表す言葉としても出てきますが、
その種類は19種類もあるんだとか。

 

*梅雨時の雨のように、物事が長くだらだらと続くこと

 

今回はその中でも日本の ”四季” にある
4つの梅雨の名称についてご紹介します。

 

 

 

 

菜種梅雨〈3月下旬〜4月上旬〉

 

 

菜の花が咲くころに連続して降る雨のこと。
花を催す雨という意味で
「催花雨(さいかう)」とも呼ばれます。
梅雨のように何日も降り続き、
集中豪雨のような雨はありませんが
曇りや雨の日が多く、すっきりしない天気が
何日も続くことを表します。

 

 

 

 

 

走り梅雨〈5月下旬〜〉

 

 

梅雨本番の前ぶれのように
雨が降り続く状態のこと。
卯の花(ウツギ)が咲くころに降り、
その花を腐らせてしまうことから
卯の花腐し(うのはなくたし)とも
呼ばれることもあります。

 

 

 

 

秋雨〈8月後半頃〜10月頃〉

 

 

地域によって時期に差がありますが、
夏の終わりから10月頃にかけて降り続く
長雨の時期をいいます。
夏休みの終わりがけ、
なんとなく雨の日が多かったようなイメージも
あるのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

さざんか梅雨〈11月下旬〜12月上

秋から冬の連続して降る雨のこと。
さざんかが咲く頃に降るため、
このような名前で呼ばれています。
このほかに「さざんか散らし」や
「さざんか時雨(しぐれ)」などの呼び方があるようです。

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

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