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夜空を彩る花火を永遠に残したい!花火撮影のコツは?
今日から8月ですね、夏の花火大会を楽しみにされている方も多いでしょう。中には、夜空に咲く大輪の花火を撮影してみたい、と切望する方もいらっしゃるのでは?そこで今回は、花火を上手に撮影するコツについてご紹介したいと思います。
花火を撮影するのに必要なもの
まずは、最低限撮影に必要なものを揃えましょう。蚊が出没することも多い夏の夜、機材のほかにも虫除けを持っていくと良いかもしれません。
・デジタル一眼レフカメラ
・三脚
・虫除け
どうして三脚が必要なの?
「三脚なんかなくても撮影できるでしょ」と思われるかもしれません。しかし、花火を撮影するに当たっては、打ち上がって爆発してから花火が散るまでの間、露光しつづけなければきれいに撮影することはできません。そのため、花火を撮影するのに最適なシャッタースピードは、ロングシャッター(2秒から5秒以上)になります。
ロングシャッターですから、手でカメラを構えているのは不可能なため、花火を美しく撮影しようと思うのであれば、三脚が欠かせないのです。
カメラの設定のコツ
夜の撮影ですが、花火が主役ですからフラッシュの使用は避けましょう。ホワイトバランスは晴天モードに合わせ、ノイズまみれにならないように最低感度に設定します。
ピントに関しては、遠くで打ち上がっている花火を撮影するわけですから、無限遠に合わせておきましょう。
絞りの設定は、花火の明るさがほぼどれも同じだと考えるのであれば、ISO100のときにはF8で固定します。ISO50のときにはF5~F11の間、さらにISO200の場合にはF11~F22くらいにするとよいでしょう。
構図を決めよう!
花火撮影で大切なのは、花火をいかに魅力的に撮影するかという点です。表現力のある良い写真を撮影するためには、構図の決め方がポイントになります。
日の丸構図でドドーンと花火を真ん中に持ってくるのもいいですが、工夫を凝らした構図で撮影するなら、また違った味わいの写真になるはずです。
花火だけを撮影すると決めたのであれば、花火をメインにすることもできますし、周りの夜景も入れようと思うのであれば、バランスの良い構図を決めましょう。いずれにしても、自分の好みの構図で花火撮影に臨むのがよいですね。
いつシャッターを押すべき?
人の目の場合、花火が打ち上がってから、爆発した瞬間がもっとも花火を美しく感じる瞬間かもしれません。しかし、きれいに花火を撮影したいと思うなら、流れ落ちていく様子ではなく花火に勢いがある瞬間を切り取るようにしましょう。
そのためには、花火が上がりきって爆発する手前でシャッターを切ることが重要になります。
撮影場所を選ぶ際のコツとは?
花火撮影するのであれば、撮影場所の確保はとても重要なポイントになります。撮影に適した場所とは、背後に人がおらず風上の場所です。
打ち上げポイントを確認したのであれば、花火を撮影するのにぴったりの場所を探すことがなによりも大切になります。
風下の場合、花火の煙できれいに花火を撮影することは難しいでしょう。また、背後に人がいる状態では、カメラの高さを調整することもままならないかもしれません。そのため、背後に壁やフェンスがある場所、もしくは木が生えている場所の前に陣取ることがポイントです。
花火を美しく撮影するためのコツまとめ
・三脚でカメラを固定する
・カメラの感度は最低感度をチョイスする
・ピントは無限遠に設定する
・絞りはISO100であれば、F8くらいにしておく
・ホワイトバランスは晴天モードにする
・シャッタースピードは2秒から5秒のロングシャッターで
・花火が爆発する手前でシャッターを切る
今回は、花火をきれいに撮影するためのコツについてご紹介しました。カメラの設定に関しては、一度設定してしまえば問題はないでしょう。良い構図とシャッターのタイミングさえ合えば、上手に花火を撮影できるに違いありません。
しかし、撮影場所や風向きなどに関しては、事前の場所取りと運が大きく関わってきます。夏の風物詩を見事フレームに収めるためにも、まずは場所取りから頑張る必要があるでしょう。