創寫舘各店
フォトスタジオのカメラマン伝授!子供の写真をプロみたいに上手に撮る方法!
くるくると変わる子供たちの表情、その一瞬一瞬が愛しくてカメラのシャッターを切ることもあるのではないでしょうか。
ですが、出来上がった写真をみてがっかりする、なんてこともしばしば…。
たまに奇跡の一枚が撮れていることもありますが、ほとんどはブレていたり、個性のない写真だったりします。
そこで今回は、プロのカメラマンから伝授された、プロ級に上手く子供の写真を撮影する方法についてご紹介したいと思います。
まずはレンズにこだわってみる
いかにもプロって感じのアドバイスですね!
一眼レフの最大の特徴は、レンズ交換ができる点にあります。
しかし、カメラについての知識がほとんどないと、せっかく一眼レフを持っていてもレンズ交換なんてしたことないよ、という方もおられるのではないでしょうか。
プロのカメラマンさんによると、子供の写真は80mm以上の長いレンズで撮影すると良いそうですよ。
そうすることで背景をぼかすことができ、とっても自然なのに被写体が際立った写真を撮影することができます。
また、望遠レンズで少し離れた距離から撮影するので、写真を撮っていることを子供に気付かれにくいという利点があります。
そうすれば、わざとらしくない表情の、素朴で味のある写真を撮ることができるでしょう。
子供が可愛く見える角度を探そう
写真を撮る時に、カカシみたいに突っ立ってシャッターを切るプロのカメラマンを見たことがあるでしょうか?
記憶の限りでは、証明写真の類しかそんな写真の撮り方はしないのではないか、と思います。
つまり、プロのカメラマンであれば、シャッターを切る前に被写体の「ベストアングル」を探す努力をするはずなのです。
被写体を仰ぎ見るようにカメラのレンズを水平より上に向けてみたり、また反対に被写体を上方から見下ろすようにしてみたり、様々なアングルを試します。
どこから見ても可愛い子供でも、一番可愛く見える角度というものが存在します。
それを上手く探し出してファインダーに納めるなら、きっとプロ並みの写真が撮れるはずですよ。
まさかの新常識?!逆光を味方につけよう
ありきたりで没個性な写真よりも、アーティスティックで味のある写真を撮ってみたいと思うのは当然のことでしょう。
でも一体どうすればそんな写真が撮れるのでしょうか?
プロのカメラマンによると、逆光を利用して撮影すると趣のある写真が撮れるんだそうです。
「え?逆行で写真撮るなんて、ダメなんじゃないの?」と思いますよね?
一般的に知られているところでは、逆光での撮影は写真が白っぽくなってしまったり、被写体が黒く潰れてしまう原因になります。
ところが、順光(被写体が太陽と向かい合うスタイル)での撮影は、コントラストが強すぎるので被写体に影が落ち、くっきり過ぎるほどに被写体を浮かび上がらせます。
そのため、写真全体が暗いトーンになってしまい、柔らかさに欠けた写真になるのです。
これが野暮ったい没個性な写真の原因だった訳です。
ちなみに逆光での撮影時は、太陽が被写体の真後ろやファインダー内に写らないように気をつけましょう。
ベストなのは、太陽が被写体である子供の斜め後ろのポジションにある場合です。
そうすることで、太陽が眩しくてしかめ面した顔ではなく、後光が射した天使の様な子供の写真が撮れるはずですよ。
ブレない写真の撮り方とは?
「いい表情!いただきっ!」とシャッターを切ったにも関わらず、出来上がりの写真はブレていたり、ぼけていたり。
あのシャッターチャンスをもう一度ください、と涙する時もあるでしょう。
ぼけない、ブレない写真を撮る人と言えばプロのカメラマンですが、彼らのアドバイスによると、動く被写体を撮る時には、スポーツモードなどのシャッタースピードが速いモードで撮影すると良いそうです。
そうすることで、ブレにくい写真を撮ることが可能になります。
躍動感のある写真を撮りたい時や、じっとしていられない子供たちを撮影するのには、まさにぴったりな方法ですね。
「絞り」を使って背景をぼやかす!
背景がぼやっとぼやけた写真は、被写体を浮き立たせてアートな印象を与えます。
一眼レフの良い所は、そんな背景をぼかした写真が撮影できること。
「絞り」(F値)とは、レンズが通す光の量を調整するものです。
絞りを変えると、カメラに取り込まれる光の量も変わります。
ちなみに、F値が大きいと絞りは絞られ、レンズを通る光の量は少なくなります。
反対にF値を小さくすると、絞りは開かれて光の量は多くなります。
ですから、背景をぼかした写真を撮りたいなら「絞り」を開く(F値を小さくする)ことをオススメします。
また、コンパクト一眼レフなら「絞り優先」モードにして撮影すると、それだけで背景がぼけたアーティスティックな写真を撮影することができるでしょう。
まとめ
プロのカメラマンさんからのアドバイス、いかがでしたか?
絞りやアングルを少し変えることで、写真に個性が生まれることがよく分かりました。
これで今日から子供たちの専属プロカメラマンになれちゃうかも知れませんね!